電脳筆写『 心超臨界 』

人生は歎き悲しむよりも
笑いとばすほうが人には合っている
( セネカ )

明治安田生命、契約者を裏切る――日経新聞

2022-10-27 | 08-経済・企業・リーダーシップ
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《 注目の論点 》
世界大恐慌――渡部昇一
歴史修正主義――渡辺惣樹
治安維持法公布――渡部昇一
「海軍が善玉で、陸軍が悪玉だ」と思わされてきた日本人――馬淵睦夫
米「絶対的排日移民法」成立――渡部昇一
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「詐欺を理由とする不払いを広く適用して会社の負担を減らす」。「前身の明治生命保険が方針転換したのは2002年。保険金支払部門による独自判断で、経営上層部への報告もおざなりだった。同部門は不払いの基準を拡大解釈し「暴走していった」(金融庁監督局)。結局、明治安田は過去の不払いの再調査を迫られた。詐欺などを理由とした213件の不払いのうち、8割近い162件は本来保険金を支払うべきケースだった。


◆明治安田生命、契約者を裏切る

「明治安田に不信強まる――金融庁調査」
( 2005.02.26 日経新聞(朝刊))

保険不払い突出・不祥事は隠ぺい・・・

トラブルが発覚したのは昨秋。夏ごろから金融庁の保険課や全国の財務局に、電話などで明治安田生命への苦情が相次いだ。金融庁はまず生保各社に聞き取りを実施。保険業法に基づいて、より強制力のある報告を求めた。この結果、契約時の詐欺や錯誤を理由に保険金支払いを拒む例が、明治安田で突出していることが分かった。

他の大手生保などでの不払いは年数件から10件程度。明治安田は2003年度に123件あった。金融庁は同社に絞ってさらに追求した。

浮かび上がったのは契約者を裏切る行為の数々だ。営業担当者が契約者に病歴を隠すよう促す「不告知の教唆」。死因とは無関係の「職業」の隠ぺいを理由とする不払い。本来は問題にならない5年以上前の病気を列挙しての不払い通告・・・・・・。不祥事を把握しても報告しないなど内部管理もずさんだった。

「詐欺を理由とする不払いを広く適用して会社の負担を減らす」。「前身の明治生命保険が方針転換したのは2002年。保険金支払部門による独自判断で、経営上層部への報告もおざなりだった。同部門は不払いの基準を拡大解釈し「暴走していった」(金融庁監督局)。結局、明治安田は過去の不払いの再調査を迫られた。詐欺などを理由とした213件の不払いのうち、8割近い162件は本来保険金を支払うべきケースだった。
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